Demon’s Gate -討伐学校編-

目の前にいるのはデーモン
カラダはムカデのよう

何百とありそうな足が波を打つように蠢いている。


初めて見るホンモノのデーモンにロイは吐き気すらした。



「ア....アンタ、情けないわねぇ....!腰抜かしてないで戦いなさいよ...!!!!」
瓦礫の中から凛が出てきた。


あれだけの衝撃を受けて、頭から少し血も出ていて、なんでまだ立てるの?
そんな冷静なことを考えながら、ロイは凛から目を逸らした。


けれど、立ち上がった凛はカナヅチを振り上げる体力は残っていなかった。
そして、崩れるように倒れた。


とうとうこのエリアにはロイとギギガグールのみ
この空間にいるプレッシャー

死への恐怖を通り越した何かで息が苦しかった。



ギギガグールはゆっくりとロイのいる方向へ顔を近付ける。



目の前に生物的な畏怖を感じさせられる程、大きな牙と触覚を持つモノが自分を認知している



ギギガグールはロイに噛み付こうとした。
ゆっくりと近づけていた牙を電光石火の如く、振り下ろした。




そのとき、ロイの体から黒い光が迸った。
と同時に、ギギガグールは動きを止めた。


5秒間、ロイとギギガグールは見つめ合った。
ロイは何が起きているのか理解できないない。


そこには、ただただロイに怯え、固まるギギガグールが居た。


ギィィィィイイイイイイイイイイイーーーーーーーーー!



大きな金切り声を出すとギギガグールは慌てて、地中へと戻りロイ達のいるエリアから逃げ去った。