あたしはそれがなんだかさみしくて、瞬の腕をぎゅっと抱きしめる。



「・・・ちとせ、一旦離れて。頼むから。」



「なんで?」



「いいから。」



瞬の腕を離して、部屋の小さなテレビをつけた。



「・・好きだよ?」



ちょっと拗ねて、ちっちゃい声で告白してみたら、



「あー、もう。かわいすぎ。」



あたしから距離を取って、体育座りした瞬が、真っ赤な顔を伏せた。





「瞬?」


「・・・バーカ。」



真っ赤な横顔の瞬が、伏せたままちらりとこちらを見つめる。


可愛くって、思わず笑っちゃった。