【完】キミと生きた証

「そうだ、退院したらさ、北工の球技大会観に行こうよ!2月だし、行けそうじゃない?」


仁奈ちゃんが手帳を開きながら、あたしに提案。



「球技大会?」

そんなのがあるんだ?


「北工の球技大会って有名じゃない?ほら、スポーツだけは有名だから。」


「お前・・”だけ”は言い過ぎだろ。そうだけど。」


二人に聞いたところ、北工業高校には毎年2月に球技大会があるみたい。


強豪な運動部が忙しくない冬の間にやるんだって。



「瞬もでるの?」


「でる。ふつーに楽しいからな。」


「ヤンキーって球技大会とか出ずに路地裏で煙草吸ってるんじゃないの?」


そう仁奈ちゃんがいうけれど





「漫画かよ。つーか俺らのどこがヤンキーなんだよ。」

「見た目!どう考えてもヤンキーでしょ!ねぇちーちゃん!」

「うん。」

あたしがくすくす笑いながら頷くと、瞬はため息ひとつ。

「瞬くんの友達もでないんじゃないの?」

「あいつらは去年もめちゃくちゃ楽しんでたし、でるだろ。女にモテればなんでもやるからなぁ。」


「なんっていう友達・・。」
仁菜ちゃんは苦笑い。


・・瞬の球技大会かぁ。

絶対観に行きたいな。