『なにあの古文。わけわかんねえよ(´・ω・`)』

『高校でやっていける気がすでにしない・・・
 基礎からこんなに躓くとか信じられないヽ(・∀・)ノ』

学校内は携帯の使用は禁止だったけど
授業と授業の間の10分でメールのやりとりをした
頻度はやっぱり夜よりは減るけど
自分が送った後に青山君が必死に何かを打っている姿を
見れるのは楽しい

『高校から欠点とかあるんだよな!やべヽ(`Д´)ノ』

『私たちみたいに頑張って入学した人たちにはきついよね』

『本当に古文ポカーンだわ(*´д`*)』

よっぽどさっきの授業の古文がわからなかったのか
さっきからずっと教科書を睨んで
携帯を険しい顔しながら打ってる

今この状況の中で青山くんが何を考えているのか
わかっているのは私だけ

「さぁ授業始めるぞーー!!!」

「!?」

携帯を出してたときに先生が入ってきて
びくってなってる青山くん

かわいすぎる!!!!!

あぁなんだか青山くんのイメージがよくなっていく
青山君よりも後ろの席でよかった

「X=2になるのでーーー」

先生の口から出てくる数字はさっぱりわからず
まるで子守唄のよう
高校の授業って全部難しいんだなぁ

あ、青山くん・・・
頭がゆれてる・・・
寝てる・・・
先生に怒られるよ!!おーい。

コクコク。。。
体の重心はどこにいってるのだろうか笑

かわいいなあ(´・ω・`)?

「こら、青山!いきなり授業で寝るな!」

ほらやっぱり怒られた笑

「ふふっ笑」

あ、やばい・・・
クラスのみんなの視線が私にささる
気まずい・・・笑



『笑うなよ|゚Д゚)))』

『仕方ないじゃん、めっちゃ面白かったんだもん
 青山くんのせいでクラスからの視線痛かったぁ・・・』

『自業自得だわ笑 てか見てんなよ(つд⊂)』

『みてないしっ!視界に入るんだしっ!
 自意識過剰だわぁびっくりヽ(・∀・)ノ』

『なーんだ、つまんねぇの(´・ω・`)』

『あほか┌(┌^o^)┐』

そうだよ
後ろから見てたよ
コクコクしてるの見てたよ
いい感じにウエーブしてる天パしか見えなかったけどさ