忘れない。。。


「じゃ、今から自己紹介ゲームしていこう!
 ルールは簡単だぞ!最初の人から順番に名前をいうだけだ
 ただ次の人は○○くんの隣の○○です。その次の人は○○くんの○○くんの隣の
 ○○ですって具合にどんどん増やしていくんだ」

入学して最初の授業は音楽だった
みんな円になるように椅子に座っている
なるほど、最初はみんな親睦を深めようってわけか!
そんなに記憶力はよくないんだけどなぁ
とりあえずはゆいの隣確保!!!
もう片方の隣が中学同じだった男子ゆうた
これで両隣の名前は大丈夫だから覚えることは少ないな!!

「佐々木から順番に回していくぞー!!」

佐々木?誰、どこ!!!
・・・・・・あ、いた。大人しそうな女の子
ということは順番からいえば私は4番目
ゆうたのことは知っているから佐々木さんという子と
佐々木さんとゆうたの間にいる男子の名前を覚えればいいのか

顔がよくみえないなぁ。。。

チャリーン

・・・あ、やば笑
顔を確認しようとしたら前かがみになりすぎて
胸ポケットから朝に買ったジュースのおつりが・・・

「あ、すみません」
「どうぞ」

なんとなんと顔を確認したかった男子の目の前におちた!
拾ってくれたし!!
ついでに名前も聞いておこう

「・・・!?」

そう思って顔を見上げたら一瞬でこの人が
誰なのかわかってしまった 
目が大きい
かっこいいって言葉もかわいいって言葉も
どちらも似合うようなそんな整った顔立ち
昨日ゆいが言っていたその男子だ

「あ、ありがとう。私4番目なんだ!だから名前きいといていい?」
「青山。青山柊弥。よろしくね!」

あおやましゅうや
にこやかに、でも大人しそうに名前を名乗る彼を
私は見つめていた。3秒やそこらだったと思う
それでも目が合っている時間少しだけだけど胸はたかなっていた

「佐々木さんの隣の青山くんの隣の大谷くんの隣の佐野です」

そうやって自己紹介したけど
後の人の自己紹介なんて聞いていなかった

「ゆい!かっこいい人わかった!青山くん!」

授業が終わったあとすぐにゆいに報告したのは当たり前の流れっ!