『咲はね、将来、たーくんのお嫁さんになるの!』

『じゃあ、ずっと待っててあげる。』

『咲、忘れないように、はい、たーくんにこんやくゆびわあげる!』

『ありがとう。』

『なくしちゃだめだからね?』

『────────』

過去の記憶のカケラが自分に流れ込んでくる。

けど、これだけしか思い出せない。