「寝てる」

「そっか」

大吾は、一旦部屋に戻ってコーヒーカップを持って来ると、自分でコーヒーを入れて、定位置に座った。

「俺さぁ、今日友達と買い物行く事にしてるから、もう少ししたら出るね」

「あっ、そう。って、もしかして、デート?」

な〜んて、聞いてみたりして。

「そ」

しれっと答えた大吾。

「ウソッ!?」

思わず自分でも驚く程、低い声が出た。