次の日の朝。日曜日なので、いつもよりは少し遅めの起床。見なりを整えてから、団欒部屋のドアをソロ〜っと開けて、川合の様子を覗いてみる。 「…」 「まだ死んでる…」 全く動く気配のない川合を確認すると、ゆっくりドアを閉めて台所へ行く。朝食用に食パンをトースターで焼く間にインスタントコーヒーを入れる。コーヒーを一口飲んだところで、大吾が出て来た。 「おはよ」 「おはよう」 「…川合さんは?」