誰が好きか…か。

「勢揃いしちゃったんじゃないの?」

って、ニヤリと大吾。

「…ん〜」

「どうなんだよ〜」

「…ねえ」

「ん?」

「それって、大吾に言う必要ってある?」

「うっ…」

言葉に詰まる大吾。大吾は早く私の結婚相手を決めて、母さんから報酬を貰いたいだけなんだから。

「さぁ、お風呂入って寝ようかな」

立ち上がってカップを洗っていると後ろから大吾が話し掛けてきた。