フェイント王子たち


…どうしよう。高橋さんまで来ちゃうなんて。川合はいいとしても、昭次さんの前で高橋さんに会ったら、私の感情ってどうなっちゃうんだろ?自分でも想像つかないっ。あ〜、もうなるようになれだっ。ぐびぐびっとカクテルを飲む。そして昭次さんが川合の新しいジントニックを運んで来た時、お店のドアが開いた。私たちは一斉にドアの方に目線を送る。

「…あ、高橋さん」

入って来たのは紛れも無く高橋さんだった。