フェイント王子たち


さすが土曜日とあって、カウンター席は私達が来たので、ほぼ満席。テーブル席も空いてるのは1テーブルだけだった。
私達は入って来た順に、大吾、私、川合の順番で座った。

「久しぶりだね」

「はい。大吾が無事に入学したんで報告に来なきゃって思ってたんですけど、なかなか時間がなくて、ね」

「時間はあったんですけど、アリおばが俺のコーラ代ケチッて連れて来てくれなかったんすよ」

って、大吾。

「ちょっとっ!」