フェイント王子たち


「夫婦漫才みたいで」

「おいっ!!」

って、思わず川合と同時に突っ込んた。

「…ほら」

って、大吾は、圧倒されたように、それだけ言うのがやっとのようだった。

「でも、ま、正直な話、小瀧と会うのって、中学卒業以来、今日が2回目だもんな」

って、川合がこっちを見る。

「うん」

「え?嘘でしょ?」

って、驚き顔の大吾。

「ほんと、ほんと」

と、答えつつ、川合は再びケーキを食べはじめる。