フェイント王子たち


「今日の映画みたいな事にならないんすか?」

と、大吾が川合を見る。映画みたいにって、あれは意地張ってた幼なじみが結局くっつく的な話。

「大吾くん」

「はい」

「あれは、相手が篠原ユリエちゃんだから成立するんであって、君の叔母さんとじゃ難しいんじゃないかなぁ」

「それはこっちの台詞ですっ」

「結構、お似合いだと思うけど」

「…」

「…」