フェイント王子たち


と、抗議した時には川合のフォークは既に口の中に収まっていた。

「あっ、美味い」

「もぉ〜」

「…二人、仲いいんすね」

大吾がケーキを食べながら私と川合の顔を交互に見ながら呟いた。

「…」

「…」

「ん?俺、なんか変な事言った?」

「いや、仲いいかなぁと思ってさ」

って、川合。同感。単に遠慮を知らない中学生の頃のまんまなだけだもんね。

「え?いいでしょ?今のやり取りとか」

「そっか」

「そう?」