「それでは、私が長く喋っていてもいけませんから、早速、主演のお二人にお越し頂きましょう。どうぞ」 と、司会らしきマイクを持ったお姉さんが呼び込むと、会場に来ていた十代の女の子達の、 「キャーっ!」 と、言う正に黄色い声が響き渡るなか、主演らしき、男女が二人出て来た。二人はスクリーンの真ん中まで来ると立ち止まって一礼した。 「…あっ」 黄色い声に掻き消されたが、思わず声が漏れてしまった。