「何って、試写会に来てるんだから、映画見に来てるに決まってんだろ。相変わらず、馬鹿だな」 「だって、ここ東京よ。なんでワザワザこんなとこまで見に来てるのよ」 「それはだなぁ…」 って、川合が言いかけたら、スクリーンの前にマイクを持ったお姉さんが出て来た。 「話は後だ」 って、川合は、しゃべるのを止めてスクリーンのお姉さんの方に視線を向けた。何が始まるのかわからないまま私もとりあえず、前を向いた。