一瞬静寂に包まれていた部屋に、濡れたままの頭の上にバスタオルを乗せた大吾が勢いよく現れて、驚きのあまり私たちは目を見開いて大吾を見上げた。 「…あ、風呂、入れ、ます、よ、先輩」 あまりにビックリしてる顔を向けられたからか、大吾はこっちの様子を伺って、片言で中岡くんに呼び掛けた。 「ああ。じゃ、先に入るね、アリちゃん」 「どうぞ、どうぞ」 中岡くんは、立ち上がって風呂場へ向かった。