フェイント王子たち


「ほら」

私が広げたカードは…。

「カス?あ、ん?…4、5、6、7、8…って、エーッ!アリおば、ストレートぉ?」

「どうよ」

見たかっ。運すら味方に付け、とにかく勝ちにこだわる小瀧家のトランプへの執念をっ。

「嘘だろ〜」

悔しそうにカードを見つめる中岡くん。

「お〜っほっほっほっ」

「もう1回やろ、もう1回っ」

って、ムキになってカードを集めて切りはじめる中岡くん。

「ええ、よろしくってよ。さっさと配りなさい」

「くっそぉ〜」