フェイント王子たち


「じゃ、俺から。ジャ〜ン、ツーペア」

大吾が自信満々に出したのは、『5』と『8』のツーペア。ほら、やっぱり。大吾、それぐらいの数字でどや顔しちゃうあんたがかわいいよ。さぁ勝負はここから。中岡くんが何持ってるかよ。

「じゃ、俺ね」

「どうぞ」

中岡くんがサラッとカードをテーブルに広げる。

「12のスリーカード」

「ええ〜っ。また負けた…」

「さ、アリちゃんの番だよ」

ニヤッと勝ち誇った顔で中岡くんがこっちを見る。