フェイント王子たち


「じゃ、俺からね」

大吾が変えたのは1枚。ありゃ、ツーぺアだな。次は中岡くん。

「…」

無言で中岡くんが変えたのは2枚。

「…」

中岡くんは表情を変えない。とりあえず、大吾に負ける訳にはいかないけど、私のこのカードで勝負を賭けるとなると、これしかない。2枚を捨てて、2枚を取る。

「…!」

来たっ!

「じゃ、一斉に出す?」

って、大吾。

「いや、大吾から順番に出そうぜ」

って、中岡くん。