フェイント王子たち


「アリちゃん、ポーカーでいいよね?」

「なんでもいいわよ」

「じゃ、ポーカーで」

と、大吾がカードを配り始めた。

「てか、アリちゃん、本当に強いの?」

「まあ、直ぐにわかるわよ」

そう言いながら、テーブルに配られたカードを手に取る。

「…」

や、ヤバイっ。手元に来たカードは『2、4、5、7、10』。大吾の馬鹿っ、こんなのでどうやって勝てっていうのよ。

「あ〜、俺、勝てるかも」