フェイント王子たち


「じゃ、片付けたら行くから、首を洗って待ってなさい」

「アリおばっ」

「はっはっはっ。そうこなきゃ。大吾、先に行って配っとくからな」

と、言い残し、中岡くんは全部平らげて、団欒部屋へと戻って行った。

「アリおば、先輩にあんまり失礼な事、言わないでよ」

「いいじゃない。大吾には先輩でも、私には年下なんだから」

「はぁ…」

「それより、大吾、中岡くんに負けてんじゃないわよ」