フェイント王子たち


「それは…」

どうしよう。言った方がいいかなぁ。

『あいつも、喜ぶうちの一人かもね』

うっ、さっきのマスターの一言思い出しちゃった。あれも、絶対嘘よね。私を励まそうと思って言ってくれただけよね?って、わかってはいても、なんか、お酒のせいかな、顔が熱くなってきた。や〜ん、どうしよう。

「実は〜」

「俺に告白に来たんだよね」

え?マスター?何?その楽しげな微笑みは。