「…そりゃどうも」
「だから、思い切って、いいなって思ってる人にはどんどん告った方がいいよ。ダメもとで」
「ダメもとでって…」
「とにかく、結婚出来るように頑張ってっ」
と、大吾が私のお尻をバシッと叩いてダッシュで逃げた。
「いった〜っ!」
もうっ!大吾はあっという間に見えてきたアパートの階段を駆け上がって、私を待たずして、中に入って行った。…大学生の言うこと真に受けるのもどうかと思うけど、大吾が言うことも、わからないでもない。あ〜、本当に大吾が救世主だったらいいなぁ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…