フェイント王子たち


「酢っぱーーーいっ!」

「お前っ!レモン入れすぎだよっ」

「スミマセンっ」

昭次さんは慌てて水を注いで出してくれた。

ゴクゴク。

はぁ〜、ビックリしたぁ。

「ゴメンね、有栖ちゃん」

「ほんと、スミマセンっ」

「いえ、大丈夫です。それに、おかげで、ホントに身も心もスッキリしました。悪い物が出て行ったみたい」

「?」

「ははっ。よかったな、昭次。今日の有栖ちゃんには、丁度良かったみたいだけど、…二度と出すなよ」

「…はい」