フェイント王子たち


「とにかく、相手がある事だから、そう簡単にはいかないの」

「ターゲットの相手が辰巳さんだけだったら、俺、辰巳さんの本、全部持ってるし、攻め込めるって自信あったんだけど、ターゲットが絞れてないってのはなぁ」

「何が、自信があるよ。あんた昭次さんに会ったのこの前1回だけでしょ?どっからそんな自信出てくるねよ」

「わかってないなぁ、アリおばは」

何よ、その目は。

「辰巳さんの本は俺のバイブルなんだよ。1回会えば十分だよ」