フェイント王子たち


「ふ〜ん。でも、それじゃ、俺の任務が完了しないんだけど」

「はぁ?任務?何それ?」

「アリおばを結婚に導く事が、ばあちゃんからの指令」

「母さんからの?」

「本当は、依頼人明かしちゃダメだけどね」

母さん…。雅姉ちゃんの次は大吾を刺客に雇ったか…って、納得してる場合じゃない。

「で、いくら貰ったの?」

「ん?」

「トボケない」

「…この前、ばあちゃんから電話があって、入学祝いあげるから時間があったら顔見せにおいでって言うんで、行ったんだ」