「っ!な、何言ってんのよ。昭次さんに会いたがってるのは、大吾の方でしょっ」 ったく。 「そりゃあ、新刊の進み具合の事とか聞きたい事もあるから、会いたいけど」 「じゃ、それでいいじゃない。大吾、もし、昭次さんの前で余計な事言ったら…」 「言ったら?」 「…ぶっ殺す」 「…了解。ごちそうさま」 大吾は立ち上がると一旦部屋に戻って鞄を持つと玄関で靴を履いた。 「行ってきます」 「いってらっしゃい。気をつけてね」 バタンとドアが閉まり大吾が出て行った。