フェイント王子たち


「何、その寝癖」

「んぁ?」

「寝てたの?」

「うん。あ〜、良く寝た」

「まさか、朝からずっと寝てたわけじゃないわよね?」

「まさかぁ」

「とにかく、手、洗ってらっしゃい」

「へ〜い」

大吾が手を洗って来て、向かい合って座る。

「うん、臭いはいいね。頂きます」

「どうぞ、召し上がれ」

大吾はスプーンでカレーを口に運ぶ。どうよ?

「…」