「昭次、今日も出版社に寄ってきたのか?」 って、マスターは昭次さんを見る。そう言えば、この前来た時も出版社に行って来たって言ってたような。 「はい、すみません遅れてしまって」 「おっ、て事は、今の期待のホープはこの昭次くんって事か?」 って、亮義兄さん。期待のホープが昭次さん? 「あ、あの…」 不意に、大吾が前傾姿勢で声を出した。 「ん?どした?大吾」 驚いて亮義兄さんが私の前を覗き込んで大吾の見る。