昭次さんは、そのまま一旦カウンターの奥に引っ込むと、バーテンダーの格好に着替えて直ぐにカウンターの中に戻って来て、マスターの横に立ち、改めて、 「いらっしゃいませ」 と亮義兄さんに頭を下げた。 「紹介しとくよ。俺の昔からの友達で、有栖ちゃんの義理の兄の柳原亮」 「有栖さんの、お兄さん?」 「そ。宜しく」 「宜しくお願いします」 「で、こちらが息子の大吾くん」