フェイント王子たち


「柳原大吾です」

「岡林です。宜しく」

「…宜しくお願いします」

マスターのカッコイイ男前の笑顔に圧倒されたのか、大吾はボソボソと挨拶し、さっきより深めに頭を下げた。

「ま、とにかく座りなよ」

「ああ。大吾も座れ」

と、いうわけで、カウンターに向かって、亮義兄さん、私、大吾の順に座った。

「大吾は、コーラな」

って、亮義兄さん。未成年だもんね。

「へ〜い」