フェイント王子たち


「なら、いいけど」

「ところで、有栖ちゃん」

「はい」

「もうちょっと足りない物を買いに行きたいんだけど、買い物付き合ってくれるかな?」

「いいですよ」

「じゃ、俺、留守番しとく」

「馬鹿か、お前は。お前の物買うんだろ〜が」

「…スミマセン」

父に向かってヒョコッと頭を下げる大吾。ふふっ。よしよし、素直、素直。この調子なら子供の時みたいに。仲良く同居出来そうかな。