フェイント王子たち


なんだ、冗談か。…って、何、期待しちゃってたんだろ、私。…あれ?なんか、康二の事が、遠い昔の事に感じてきた。

「少しは、元気になったかな?」

「はい。ありがとうございました」

「よし。じゃ、そろそろ開店準備始めるけど、有栖ちゃん、どうする?」

「あ、私手伝いますっ」

「え?」

「チャーハン頂いたお礼です。手伝わせて下さい」

「そう?助かるな。じゃ、早速だけど、グラス拭いてもらっていいかな?」

「はいっ」