「帰りはバスででも帰りなさいね。じゃ、またね」 「は〜い」 私の低い声の返事を聞くと、軽く手を挙げて雅姉ちゃんはカフェを出て行った。あ〜あ、コーヒー代払わされる上に置いて行かれちゃった。こんな事ならもうちょっと近場の喫茶店で良かったのに。…ま、雅姉ちゃんは、雅姉ちゃんなりに、私の事心配してくれてたんだろうな。折角なんで、ちょっと見てみようかな。 私は雅姉ちゃんが置いていったお見合いパーティーのパンフレットを封筒から出してみた。