私たちは、とりあえず、コーヒーを口にする。 「だったらまぁ、もうちょっと自力で頑張ってみなさいよ」 って、雅姉ちゃん。 「うん。ねえ、雅姉ちゃんは、なんで見合いで結婚したの?」 そういえば、聞いたことなかったような。 「名前のせいよ」 「名前?」 「そ」 「なんで、名前のせいなの?」 「ほら、幾姉ちゃんは、『幾松』さんの『幾』で、幾松さんが一途に桂小五郎に尽くしたように、亮(リョウ)義兄さんとの一途な4年の遠距離恋愛を実らせてしたでしょ」