フェイント王子たち


「元々美人じゃないですから」

「そんな事ないよ。女の子は皆かわいい」

「一般論ですか」

「ははっ。それだけ喋れれば、もう大丈夫だね」

そして、もう一度頭をポンポンされてしまう。う〜、マスター…。

「コーヒー、入れ直してくるね」

マスターは立ち上がると、冷めきったコーヒーを入れ直して、今度はカウンター越しに出してくれた。

「ありがとうございます」