フェイント王子たち


ここから『Noise』までは、歩いて移動出来る距離。外は寒いけど、ほろ酔いの私たちには、心地好い感じで、『Noise』に辿り着いた。

「こんばんは〜」

美沙がドアを開ける。

「いらっしゃいませ」

マスターの声を聴きながら、美沙に続いて中に入る。土曜日の夜とあってやっぱりお客さんが多い。座る所あるかな?

「美沙ちゃん、久しぶりだね。丁度、奥が空いたから、あちらにどうぞ」