フェイント王子たち


たわいもない話をしながら、食べて飲んで美沙と楽しい時を過ごした。

「あ〜、お腹いっぱいになったね」

ポッコリ出た胃を摩りながら美沙を見る。

「有栖」

「ん?」

「彼氏いなくなってから、恥じらいもなくなったんじゃない?」

「うっ」

確かに康二の前でこんな胃を摩ったりしたことないかも。

「美沙には全てを見せられるのよ」

「見せなくていいから」