フェイント王子たち


そして、その週の週末。
いよいよ引っ越しの日となった。流石に2月なんで寒いけど、天気には恵まれて晴天で、良かった。前もって電話して頼んでおいた引っ越し屋さんがそろそろ来る時間。イケメンが来たら美沙に連絡しなきゃ。

ピンポーンッ!

あ、来たっ。

「は〜いっ」

『カモメ運送です』

ん?女の人の声?とにかく、ドア開けなきゃ。

カチャ。

「あ、おはようございます。今日は宜しくお願いします」

「あ、はい。こちらこそ」