フェイント王子たち


「じゃ、最後の不動産屋さんに、行ってきます」

仕事が終わって、帰り支度を整えてから、美沙に声をかけた。

「行ってらっしゃい。まぁ、最後まで高橋さんが楽しませてくれるといいね」

「そだね。期待しとこっと」

「じゃあね。お疲れ様〜」

「お疲れ様〜」

さてと。高橋さんの待つ不動産屋さんに行きますよ。あ〜あ、これで本当に最後になっちゃうのかなぁ。そう思うとやっぱりちょっと、いや、随分と寂しいよね…。