「だったら?」 「告白しちゃう?」 「するわけないでしょ」 「えー、なんでよ?高橋さんの事、結構いいなって思ってるんでしょ?」 「それはそうだけど。…だからって、告白出来る勇気があれば、何年も越冬隊なんかやってないわよ」 「そりゃそうか」 確かにな。 「だから、万が一、高橋さんが、私に興味あり気だったら、高橋さんの方から是非ご一報頂けるようにご配慮下さいませ」 と、頭を下げてみせる美沙。