フェイント王子たち


「サブっ」

スッカリ冷え込んでる夜の道を駅に向かって歩く。そっか、あのアパートだったらここにも近いんだ。幾姉ちゃんもああ言ってたことだし、あのアパートに決めちゃおっと。明日、高橋さんに電話しよう。よし、思い切ってこの前貰った名刺の番号にしてみよう。

あ、ここ…。クリスマスケーキ押し売りされたケーキ屋さんだ。へ〜、クリスマスじゃなくてもこんな時間まで開けてるんだぁ。今まで気がつかなかったな。