フェイント王子たち


「あれ?反応悪かった?照れてんのかな、あいつ」

と、思わず二人して昭次さんの方を見ると、昭次さんはカウンターの女の子たちと楽しそうに話している。

「昭次さんって、人気者なんですね」

「まぁね。ま、俺の若い時の方がモテてたけどね」

「フッ」

「あ、笑ってるけど、ほんとだから。じゃ、気をつけて帰りなよ」

「はい。また来ますね」

マスターに支払いを済ませて、ドアを開けて出る。