フェイント王子たち


「候補はあるんだけど。いいなと思う方はちょっと予算オーバーなのよね」

『あんたって、やっぱり馬鹿ね』

「はぁ?」

『予算オーバーしてる時点で、全然良くないじゃない』

「…」

『経費節減の為に大吾、あんたと同居させるんだからね。わかってる?』

「…分かってます」

『で、他には?』

「大吾の大学にも私の会社にも電車1本で行けて、駅からも結構近い所があった」

『いいじゃない。そこの家賃は?』

「一応、予算内」