「でも、もう大丈夫なようだね」 「はい。結婚が無くなったんですけど、その代わりっていうか、春から大学生になって上京してくる甥っ子と同居することになって、今、新居探してるところなんです」 「へ〜、甥っ子さんと?」 「はい」 「あ、それより、まずは何か飲む?」 「あ、はい。何か飲みやすいカクテルを」 「かしこまりました」 マスターは手際よくカクテルを作ってくれて、 「どうぞ」 と、カクテルグラスを私の前に置く。