………。 「ただいまぁ〜っ!」 あ、杏子ちゃんたち、帰ってきた。 「はい。じゃ、この話はこれで終了。有栖はとりあえず、大ちゃんと二人で住める所探す事。幾姉ちゃんは、大ちゃんが必ず目指す東京の大学に受かるようにごちゃごちゃ言わずに見守る事。以上、解散っ!」 そう言うと、雅姉ちゃんは、食べたみかんのカスをごみ箱にナイスシュートを決めて、玄関に帰って来た皆を迎えに行った。