「ではでは」
あたしと菫、しおりの3人はエプロンをつけてあたしんちの台所に立っていた。
「菫ちゃんのー?」
「わ。ヤな予感・・・」
「ドキドキ!3分クッキングゥ~!」
「俺らの心臓がドキドキ?的な」
「万結ちゃん、ナイス」
「ちょっと2人共!私、料理得意なんだからね!」
「わーぉ。これが世に言う」
「失敗フラグ」
「ですな」
ごちゃごちゃ言いながら、菫の指示通りにあたしとしおりは動く。
「あ、ちゃんと量ってよ」
「ん」
「菫ちゃん、こんなもん?」
「うーん。・・・うん、オケー」
3人でギュウギュウ詰めの台所で、3人はドタバタと動きまくった。
「ありゃっ?」
「どしたー」
「うぎゃー!粉、零したー」
「ちょっ、万結ちゃん!!」
「水も・・・こぼれた・・・」
「万結ちゃん・・・」
主にアタシが足を引っ張っていたようで。


