「ん~・・・。なに買おー」 「決めてなかったの?!」 「え?うん」 しおりが、驚いた顔であたしに問う。 「まー、でも~?やること決まってるしぃ。ねぇ?」 菫に同意を求めようとするが、苦笑いでそっぽを向かれた。 「じゃー・・・これと、これ・・・と・・・」 あたしはいくつか気に入った造花を手に取り、小さなブーケを作った。 「どうよ?」 「ナイスセンスじゃん、万結ちゃん!」 「どもー」 あたしは菫としおりに指示を出して、3人別々に買い物をした。