「バスケでなんかやるって具体的には?」
「う~んと・・・。ほら、よく動画であるじゃん?後ろ向いたままバスケットゴールに、ボールを投げ入れてゴールさせるやつとかさ」
あー。なんとなく、わかったかも。
「で。ま、別にバスケじゃなくても、野球でもいいし、バレーでもいいんだけどさ、とにかく、そういうのでやるのは?」
「でも、あたしらで、出来ることって少ないよ?」
しおりが菫に反論する。
あたしもそれに同意見だ。
あたしなんか、集中力、20分もたないかんね。
「結構、日にちかかるんじゃない?それ」
「うん・・・。多分・・・」
振り出しに戻った。
「あっ!」
「ん?」
「え?」
あたしは、ニヤリと笑った。
「い~いこと思いついた~」


